先日、ご訪問先のお客様から、今度中学生になるお子さんにスマートフォンを持たせることについてのご質問を頂きました。
お子さんはもちろん「欲しい」と言う、でもお母様としては不安がある。
お父様は「パソコンなら」とおっしゃっているとのこと。
今の時代ならではの、非常に難しい問題だと思います。
SNSやゲームの中毒性の高さを考えると、成長期のお子様にとってスマートフォンはある意味大変に危険な存在だと思います。
道具としてのメリットが1なら、害は50くらいあるように感じています。
ただ、社会的な環境としての「必要性」は、おかれた状況によって異なるため、一概に「持たせない」と決めてしまうのも難しいところだと思います。
スマートフォンは、パソコンやタブレットと違い「個人のもの」としての側面が強いため、ご家庭のルールを作ったとしても、親御さんが思うような管理をする事は難しいでしょう。
反面、家族で使うタブレットやパソコンであれば、管理はもう少ししやすいように思います。
お友達との関係や学業、親御さんとの連絡の必要性によっても判断基準は異なると思いますが、一点、この仕事をしている中で感じている事をお伝えしたいと思います。
それは、昨今の大学生のパソコンスキルの低下です。
大学生ともなれば、レポート提出や、ゼミでの発表、卒論に至るまでパソコンを使う機会は多くあります。
ところが、入学時「パソコンを使ったことが無い」と言う子たちの割合が年々増加しているのです。
理由はもちろんスマホ。少し前までは「インターネット=パソコン」だったため、中学生くらいになるとキーボードを自在に操れる子どもが多かったのですが、今はスマホですませてしまうため、キーボード入力ができないまま入学してくる学生が沢山いるのです。
中には課題のレポート程度ならスマホで打つという学生さんもいるようです。
ただ、それではやはり、キーボードで入力するスピードには追いつきませんし、ミスも多くなります。結果的に内容も十分なものではなくなる可能性が高いのです。
また、社会に出た時にはやはり必要なのはパソコン&キーボードを使った入力スキルです。企業さんが新入社員に求めるパソコンスキルは年々高くなっていますが、大学生のITスキルの低下により、入社時のギャップは非常に大きなものになっています。
それらを見ているとやはり、中学生・高校生のうちからパソコン&キーボードにもなじむ環境を作っておくという事は大切だと実感しています。
スマホを与えるか与えないか。これは正解の無い課題だと思いますが、ITツールの使い方についてはぜひご家族そろってしっかりと話し合い、ルールを決めてご利用いただくのが、お子様の将来のためにもなるのではないか思っています。
当社スタッフは子育て経験のある者が多いですので、気になることがありましたらご訪問時にでもぜひ一声お声掛けくださいね。
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