数日前から「メールの画面が開けない」というご相談がありお伺いしたところ、Outlook2010をお使いで起動しようとしてもポインタが回る表示のまま先に進まない状況でした。
ご自身でも色々試して見られたようで、復元やセキュリティソフトの設定変更など行われており、まずは原因の追究からとなりました。

最終的にOutlookの中でデータ(受信・送信済みメールや連絡先など)を保持している.pstファイルが壊れているという結論に。
お客様はどうしてもその中のメールが見られないと困るとの事。
お客様のお時間の関係もあり、ひとまず新しいメールの送受信ができるようにWindows Liveメールの設定を行い、破損した.pstファイルはお預かりさせていただきました。

持ち戻ったファイルをクリーンなPCで開こうとしてもやはり開けず、「受信トレイ修復ツール」(http://support.microsoft.com/kb/272227/ja)を使用して修復を実行。
ありがたい事になんとか修復できて無事に中のメールや連絡先を確認することができるようになりました。

今回お預かりした.pstファイルはなんとサイズが2GBもあるものでした。
Outlookというソフトは、受信メール(フォルダごとです)も送信済みメールもゴミ箱も連絡先も、何もかもの情報を全部一気に一つのファイルにまとめます。
そのため、ファイルが肥大化しやすいのですが、そうなると当然破損の可能性も高くなります。

というわけでOutlookを使用する時の注意事項。

  • 受信したメールのうち、不要なものはできるだけ削除をすること。
  • 古い受信メールなどで、あまり見ないようなものはフォルダを分けて圧縮する。
  • あるいは別アカウント(プロファイル)を作成し、そちらに分類していく、などの工夫が必要です。

Windows Live メールであれば、各フォルダごとに別にファイル管理されるので上記のようなトラブルは起きにくくなりますし、トラブルになったとしても一部のデータが消失するだけで済む可能性が高くなります。
XPで「Outlook Express」を使っていた人が、Vistaや7にした時に名前が似ているから同じソフトだと思って「Outlook」を選ばれるパターンが非常に多いのですが、実は「Windows Liveメール」の方がOutlook Expressに近いソフトになりますので(ややこしいですよね…)、多機能にメールソフトを使いたい方以外はWindows Live メールの方をお勧めいたします。

皆様もお気を付け下さいね!!!


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